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~ ヴァン side ~
~ ヴァン side ~
何故かラムセスは俺の服を脱がせると自分も脱ぎ出す。
「え?一人で入れるんだけど…」
あっと言う間に脱がされたから止める間もなかったけど…。
「一人では先程のように何をしでかすか分からん。それに俺も濡れている。一緒に入ってしまった方が効率がいい」
あー…まぁ、そうだな。俺様のせいでラムセスもずぶ濡れになったし…。
「さぁ、まずはシャワーで体を流すぞ」
「……」
背中を見せ、歩き出すラムセスの背中に俺様は釘付けになった。
「どうした?」
首だけをひねってこっちを見るヤツの背中には間違いなく傷が。チラッと見えたけど熊とでも戦ったのかってくらいえぐい傷が無数にあった。
「なんだよ…その傷」
「ぁ、あぁ。気にするにゃよ」
「いや、気になるだろ普通。王族なのに背中だけなんでそんな傷だらけになるんだよ?!」
他の所には傷など1つもないラムセス。
「弟とその母が傷つけたものだ。もう痛くはないから気にするな」
「…」
これ以上は追及させないとでも言うようにラムセスはまた俺様を姫抱きして連れて行く。
洗い場の椅子に座らせシャワーをかけてくれ、髪や体を洗ってくれた。
(コイツもツライ事いっぱいあったんだろうなぁ…)
少しだけ自分の境遇と重ねちまった…。
俺様も、親には疎まれていたから…




