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~ ヴァン side ~
~ ヴァン side ~
「…ノーザンライツ…ヴァンだと?」
「そう!俺様は猫人でもなんでもねぇ!耳だって飾りだし、尻尾だって」
頭を振って猫耳を外してみせるとラムセスは魔力を引っ込める。
「…は、ははは…」
ぱっと俺様の手を放しラムセスは笑う。
「な、人違いだよ。じゃ、俺様はこれで…」
船、揺れてるから陸から離れてるだろうな。でも俺様には翼がある!飛んで帰れば大丈夫だろう。
「…逃がすとでも?」
「ぇ」
素早く出口に回られてしまい、俺様は立ち止まる。
「何か用ですか…イケメンランキング4位サマ」
イケメン税だけで暮らしていけるほど毎月金をもらっているであろう俺様が目指す目標は不気味に笑みを浮かべ、俺様を見据える。
「先程の非礼、決して許される事ではないぞ。
貴様を本国に連れ帰り罰を与えようぞ」
「え…そんな、さっきは悪かったって。でもアンタだって俺様が嫌がってるのに無理やり舐め回したじゃねぇか!」
どうやら叩いた事を相当怒ってるっぽい。
「でも…ば、罰ってなんでゴザイマショウカ…」
「そうだな。品格矯正所に入れてその野蛮さを治すとか…だな」
「そんな堅っ苦しいとこに行ったら死んじまうよ!」
「ならば大人しく俺の花嫁になれ。
セトと同じ顔を持つ貴様なら民くらい欺けよう」




