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私達の異世界生活物語  作者: 如月のん
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1話 異世界転移

私の名前は坂井楓奏(さかいかなで)


光ヶ丘(ひかりがおか)中学校に通うごく普通の中学2年生ので夢も特になく平穏な暮らしが出来たらなーって思ってたんだけど…どうやら私は異世界に来てしまったらしい。


どうしてここが異世界ってわかるかって?そんなのは簡単さ。ゲームで見たようなカラフルで獣人類と思わしき人が普通に歩いてるという世界が目の前に広がっているからさ。


なんでこんなことになったか?それは多分私の親友であり恐らく今回の元凶でそこで伸びてる子ね。


彼女の名前は古幡(ふるはた)美樹(みき)


さっきまで私たちは山でキャンプ…というか星を見に来ていたの。今夜は双子座流星群が見れると聞いて少し遠いがその山で流れ星に願うとなんでも叶うというに願叶山(がんきょうざん)に来た。


特に願いなどないが中学生の女子ってそう言うロマンティックなことに憧れるだろ?それの真似事で私達も来てみた。まぁ初めは半信半疑、なんなら疑いまくってたが今は完全に信じている。だって美樹が願ったというか願ってしまった異世界転移が起きてしまったのだから。


おっとなんで彼女が伸びてるかの説明もしないとだね。


山で流れ星を観察して適当にお金持ちになりたい!とか彼氏欲しいなーと私が言ってる中で美樹はずっと「異世界に、異世界に行きたい」と唱えていた。


まぁそんなの叶うわけないからと思って呆れながら見ていたんだけどどこからかこんな声が聞こえてきたの。


低くてかっこいい声で「その願い、聞き入れた。叶えてやろう」って、それでなんてことしてくれたの!って私が美樹の体を揺さぶったり軽く首を締めたりしていたら急に白い光に包まれてここにいるってことよ。

要は美樹のおかげさまで私まで異世界に連れてこられたって話。


まぁ私もラノベやアニメで異世界ものを見たりしたことくらいあるし大抵俺TUEEEEとかそこまでじゃなくてもそこそこいい暮らしが出来るってことが多いらしいけど…まだ私やりたいことあったのになー。


でもまぁ多分そんなこと言ってもどうにもならないからこの世界で生きていくことを考えないとだけど…お母さん心配してるかな?23時には帰るって言ってたのに帰れなくなっちゃった。ごめんね。


「ふぁぁ、もうかなっちやりすぎ!痛いじゃないの…ってここはどこ?まだ私夢の中?」


そんなこと考えてる間に元凶が起きてきた。


「多分夢じゃないよ。私達、異世界来ちゃったみたいよ」


「異世界?マジで?やったね!」


「あんたねぇ…」


起きた直後なのにあんなにはしゃげるなんて…いつも通り、いやそれ以上に元気やなぁ…美樹は、それよりこれからどうするんだ?まず何をすればいい?


「ねね、かなっちー?ギルドとか集会場的なのないのかな?てかここどこよ、地図はー?」


「はぁー地図なんてない、ギルドとかは探さないとね。これからどうしていいかわからないしね。」


でも誰に聞くべきか…若い男の人だと逆ナンしてるみたいだしおじさんに声をかけるのも怖いし…いや、そもそも言語は通じるのか?通貨は?と悩んでいると後ろから


「どうされましたか?」と声をかけられた。


後ろを振り向くと若い優しそうな女性が立っていた。

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