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98 不吉な前触れ
2017年作
帰宅して車から降りたところで、どこにいたのか黒猫がオレの前をあわてて走り去った。
そのことを妻に話す。
「車から降りたときな、オレの前を黒猫のやつが横切っていった」
「それがどうしたん?」
「黒猫が前を横切るというのはな、不吉なことの前触れなんよ」
「あんた、そんなこと信じてるの?」
「ああ、さっきのは災難の始まりかもしれん」
「その猫こそ、よっぽど災難なんやない?」
「なんで?」
妻いわく。
「あんたの前を横切ってしまったんやから」
2017年作
帰宅して車から降りたところで、どこにいたのか黒猫がオレの前をあわてて走り去った。
そのことを妻に話す。
「車から降りたときな、オレの前を黒猫のやつが横切っていった」
「それがどうしたん?」
「黒猫が前を横切るというのはな、不吉なことの前触れなんよ」
「あんた、そんなこと信じてるの?」
「ああ、さっきのは災難の始まりかもしれん」
「その猫こそ、よっぽど災難なんやない?」
「なんで?」
妻いわく。
「あんたの前を横切ってしまったんやから」