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83 自分史
「オレも歳やな。この頃、なかなかネタが浮かばんのやけど」
妻にグチをこぼした。
「どうするん? ネタがないと」
「それでも考えんとしょうがない。ほかのもんは書いてるけん、ほんとはネタなんていっぱいあるんやろうからな」
「それでもできんかったら?」
「そんときは自分史でも書くわ。自分史ならネタがいらんけん」
「でもそれって、あんたには絶対に書けんのやないの?」
「なんで?」
妻いわく。
「だってあんたには、自分というものがないやないね」
「オレも歳やな。この頃、なかなかネタが浮かばんのやけど」
妻にグチをこぼした。
「どうするん? ネタがないと」
「それでも考えんとしょうがない。ほかのもんは書いてるけん、ほんとはネタなんていっぱいあるんやろうからな」
「それでもできんかったら?」
「そんときは自分史でも書くわ。自分史ならネタがいらんけん」
「でもそれって、あんたには絶対に書けんのやないの?」
「なんで?」
妻いわく。
「だってあんたには、自分というものがないやないね」