80/719
80 賞味期限
妻に呼ばれて台所に行くと、チクワの入った袋を見せられた。
「一本だけ残ってたんやけど、賞味期限が昨日までだったのよ。これ、まだ食べられるやろうか?」
「食ってみればわかる。ちょっと貸してみろ」
オレは妻の手にある袋からチクワを抜き取って、はしっこをかじってみた。
「なんともない、大丈夫やな」
「でも、やっぱり捨てて」
「なんでや、まだ食えるのに」
妻いわく。
「あんたがつまんでかじったら、なんだかバイキンだらけになったみたいで」
妻に呼ばれて台所に行くと、チクワの入った袋を見せられた。
「一本だけ残ってたんやけど、賞味期限が昨日までだったのよ。これ、まだ食べられるやろうか?」
「食ってみればわかる。ちょっと貸してみろ」
オレは妻の手にある袋からチクワを抜き取って、はしっこをかじってみた。
「なんともない、大丈夫やな」
「でも、やっぱり捨てて」
「なんでや、まだ食えるのに」
妻いわく。
「あんたがつまんでかじったら、なんだかバイキンだらけになったみたいで」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。