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78 ラクダのこぶ
「そのおなか、いいかげんどうにかしたら?」
オレのでっぷりとした腹を見て、妻がダイエットをしろとのたまう。
「この腹はな、地震とかいざというときのために、脂肪を栄養として蓄えてるんや。まあ災害時の非常食のようなもんなんや」
「うちにはどう見ても、ただの脂肪にしか思えんのやけど」
「見かけはそうかもしれん。でもな、理屈としては砂漠で生きるラクダのこぶと同じなんよ」
妻いわく。
「じゃあ、どんな意味があるん? 顔がカバみたいなんは」
「そのおなか、いいかげんどうにかしたら?」
オレのでっぷりとした腹を見て、妻がダイエットをしろとのたまう。
「この腹はな、地震とかいざというときのために、脂肪を栄養として蓄えてるんや。まあ災害時の非常食のようなもんなんや」
「うちにはどう見ても、ただの脂肪にしか思えんのやけど」
「見かけはそうかもしれん。でもな、理屈としては砂漠で生きるラクダのこぶと同じなんよ」
妻いわく。
「じゃあ、どんな意味があるん? 顔がカバみたいなんは」
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