表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
71/720

71 カタツムリの人生

 両腕を大きくまわしていると、

「どうしたん?」

 妻が問うてくる。

「肩がこってるんや」

「パチンコに行きすぎやないの?」

「そんなもんじゃない」

「ならなんね?」

「家を守らないけんという責任感が、肩に重くのしかかってるからや」

「じゃあ、降ろしたら?」

「それが降ろしたくても降ろせんのや。主人の宿命というか、カタツムリが一生、家を背負ってまわらんといけんようにな」


 妻いわく。

「なんがカタツムリな。いつも家をおっぽり出してるやないね」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ