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愛妻語録  作者: keikato
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68 変な臭い

 ベランダに立っていたら、虫が飛んできて腕にとまった。

 緑色の小さな虫である。

 あわてて指で払いのけた。

「虫を触ったら、手が臭くなってしもうた。洗ってもとれんのやけど」

「たぶん服にもついてるのよ。着替えてみたら?」

 妻に言われ……。

 シャツを着替えて、あらためて手をクンクンとかいでみた。

 まだ臭い。

「変な臭いがしつこくするんやけど、なんでやろうな?」

 妻にも臭いをかがせる。

「なっ、臭いやろ」


 妻いわく。

「これって、あんたの臭いやわ」


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