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672 つまらんもの
妻がカタログ雑誌に見入っているので盗み見をしたら、バッグのページが開かれていた。
――見るだけでおもしろいんだろうか?
そう思って声をかける。
「見るだけじゃつまらんやろ」
「……」
返事がない。
「なあ、見るだけじゃつまらんやろ」
妻が雑誌から目を上げた。
それからオレの顔をじっと見ていたが、神妙な顔つきになってため息を吐く。
「はあー」
「どうしたんか? ため息なんかついて」
妻いわく。
「つまらんものを見てしまったなあ、そう思ってね」
妻がカタログ雑誌に見入っているので盗み見をしたら、バッグのページが開かれていた。
――見るだけでおもしろいんだろうか?
そう思って声をかける。
「見るだけじゃつまらんやろ」
「……」
返事がない。
「なあ、見るだけじゃつまらんやろ」
妻が雑誌から目を上げた。
それからオレの顔をじっと見ていたが、神妙な顔つきになってため息を吐く。
「はあー」
「どうしたんか? ため息なんかついて」
妻いわく。
「つまらんものを見てしまったなあ、そう思ってね」
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