表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
664/719

664 つりまくり

2019.2 作

「痛っ!」

 声が出て、あわてて胸を押えた。

「どうしたん?」

 妻がオレの顔をのぞきこむ。

「胸がつったんや」

 狭いコタツで寝返りをしようとして、胸の筋がつったのである。

「痛そうやね」

「ああ、痛くてたまらん」

「あんた、体のどこもここもつるんやね」

 妻の言うとおりなのだ。

 脇腹がつる。

 足の指がつる。

 ふくらはぎがつる。

「ほんと、つりまくりや。それで昔、オマエもつったもんな」


 妻いわく。

「だったらしょうがないわね、うちに痛い目にあっても」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
拝読しました。 寝ていて、足がつるのは痛いですよねー。 思わずひーっと声がもれてしまいます。 そうですか。 つりまくり。素晴らしい奥さんがつれましたね。 ならば、少しくらい痛い目にあわされても、我慢…
あ、上手い、攣ると釣るをひらがなで書くと同じ「つる」ですからね。 その奥様をつったやり方を若い時に教えて欲しかったと思ってます。 痛い目にあわされるって事は、つった魚に毒があったって事ですかね?…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ