660/720
660 お父さんは?
聞くとはなしに、背後から長女と妻の話し声が耳に入ってきた。
なにかの相談か頼みごとのようである。
「ねえ、どうしてもダメ?」
「お母さんじゃ、たぶん無理やと思うけど」
「じゃあ、お父さんは?」
「お父さんはダメよ」
お父さんという言葉が聞こえて、オレはそんな二人の中に割り込んだ。
「なんの話や?」
「いいの、あんたは」
「話ぐらい聞かせてくれてもいいやないか」
「無駄やと思うけど」
「なんで?」
妻いわく。
「だって、一番あてにならんもん」
聞くとはなしに、背後から長女と妻の話し声が耳に入ってきた。
なにかの相談か頼みごとのようである。
「ねえ、どうしてもダメ?」
「お母さんじゃ、たぶん無理やと思うけど」
「じゃあ、お父さんは?」
「お父さんはダメよ」
お父さんという言葉が聞こえて、オレはそんな二人の中に割り込んだ。
「なんの話や?」
「いいの、あんたは」
「話ぐらい聞かせてくれてもいいやないか」
「無駄やと思うけど」
「なんで?」
妻いわく。
「だって、一番あてにならんもん」