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647 ミツマメ
2019.4 作
先日、ミツマメを買って帰る。
妻に食われる恐れがあるので、それを冷蔵庫の奥の奥、ちょっとやそっとじゃ見つからない場所に隠した。
夜のお楽しみである。
が、その夜。
オレはミツマメの存在をすっかり忘れていた。
で、本日の夜。
スーパー銭湯から帰ると、一人こっそり食べようと台所に行く。
ミツマメは冷蔵庫から消えていた。
妻に見つかったのだ。
「オマエ食ったやろ、冷蔵庫に入れてたオレのミツマメ」
妻いわく。
「あれ、名前が書いてなかったけど」
2019.4 作
先日、ミツマメを買って帰る。
妻に食われる恐れがあるので、それを冷蔵庫の奥の奥、ちょっとやそっとじゃ見つからない場所に隠した。
夜のお楽しみである。
が、その夜。
オレはミツマメの存在をすっかり忘れていた。
で、本日の夜。
スーパー銭湯から帰ると、一人こっそり食べようと台所に行く。
ミツマメは冷蔵庫から消えていた。
妻に見つかったのだ。
「オマエ食ったやろ、冷蔵庫に入れてたオレのミツマメ」
妻いわく。
「あれ、名前が書いてなかったけど」