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61 つっかい棒
某神社の梅祭りに行く。
駐車場からは急な坂道が続き、オレはじきにへたばって地べたに座りこんでしまった。
「ダメや、足が動かん」
「がんばって!」
妻が尻を押してくれる。
途中。
臥龍梅と呼ばれる数本の古木があった。
その名のごとく幹は地面近くまで倒れ臥しているのだが、それは何本もの添え木に支えられ、やっともちこたえていた。
そのことを妻に話す。
「あれ、つっかい棒がなかったら、すぐに倒れてしまうぞ」
妻いわく。
「だれかさんみたいやね」
某神社の梅祭りに行く。
駐車場からは急な坂道が続き、オレはじきにへたばって地べたに座りこんでしまった。
「ダメや、足が動かん」
「がんばって!」
妻が尻を押してくれる。
途中。
臥龍梅と呼ばれる数本の古木があった。
その名のごとく幹は地面近くまで倒れ臥しているのだが、それは何本もの添え木に支えられ、やっともちこたえていた。
そのことを妻に話す。
「あれ、つっかい棒がなかったら、すぐに倒れてしまうぞ」
妻いわく。
「だれかさんみたいやね」
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