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570 おまじない
「痛っ!」
叫んでから、すぐさまその場にうずくまった。
半開きのドアの端に、足の小指をぶつけてしまったのだ。
涙が出るほど痛い。
「どうしたん?」
妻がかけ寄ってきた。
「小指がドアに引っかかったんや」
「イタイノ、イタイノ、トンデイケー」
三度、妻が声高に唱える。
そんな子供だまし……そう思っていると、なぜかウソみたいに痛みがやわらいできた。
「不思議や、なんか痛くなくなってきた」
妻いわく。
「ほんと、あんたって単純にできてるんやね」
「痛っ!」
叫んでから、すぐさまその場にうずくまった。
半開きのドアの端に、足の小指をぶつけてしまったのだ。
涙が出るほど痛い。
「どうしたん?」
妻がかけ寄ってきた。
「小指がドアに引っかかったんや」
「イタイノ、イタイノ、トンデイケー」
三度、妻が声高に唱える。
そんな子供だまし……そう思っていると、なぜかウソみたいに痛みがやわらいできた。
「不思議や、なんか痛くなくなってきた」
妻いわく。
「ほんと、あんたって単純にできてるんやね」
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