表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
57/719

57 かくし味

 今晩の夕食は、オレの冬の得意料理のひとつである水炊きにした。

 メインの具材はカニ。

 野菜は白菜、人参、大根、ネギ、シメジ。

 最後に豆腐。

 味付けは昆布と醤油を少々入れて、あとは食べるときにカボスの汁をかけるのみである。

 味見をするに、我ながらうまいと思った。

「どうや、味は?」

 妻に問うてみる。

「うん、おいしいよ」

「今日は隠し味をたっぷり入れたからな」

「なんね、かくし味って?」

「オレの愛やないか」


 妻いわく。

「聞かなきゃよかった」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ