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557 親子喧嘩
2016.12 作
長女が仕事帰りに立ち寄った。
晩飯を食いながら、職場での不満を声高にしゃべりまくり、うるさくてかなわない。
「食ってるときぐらい、しゃべらんでおれんのか？」
「なによ、話してもいいやない」
娘が言い返してくる。
「うるさいんや」
「腹立つなあ、このおいさんは」
失礼にも、父親をおいさん呼ばわりする。
「オマエ病院に行って、そん口を縫ってもらえ」
「おいさんが縫ってもらいよ」
妻いわく。
「仲がいいことやね。二人でいっしょに行ったらいいわ」
