表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
538/718

538 一つ覚えたら

 最近ちょくちょく、記憶力の衰えを肌で感じるようになった。

 さらに物忘れもひどくなってきた。

 加齢のせいであろう。

 本日、そのことを妻にぼやく。

「年は取りたくないな。近ごろ、一つ覚えたら一つ忘れてるんよ」

「そんなことないって」

「いや、悲しいけどそうなんよな」

「ううん、そんことないって」

 妻が繰り返し否定してくれる。

 慰めにせよ、ありがたいことだ。

「そうかなあ」


 妻いわく。

「だって一つも覚えんまま、あんたは二つ以上忘れるんやから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 私も同じくですう。 もうボロボロと記憶が剥がれ落ちていく。
[良い点] うっ……奥様のお言葉が我が身に刺さりまする★
[良い点] あ! それは奥様が正しいわ。 だって、kato様よりは若い筈?の私でさえそうなんだから。(泣)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ