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525 貧乏ゆすり
ファミレスに妻と昼飯を食べに行った。
注文をすませたあと、妻がひどく顔をしかめ、オレの足元に視線を送って言う。
「ねえ、それやめてくれん?」
無意識のうちに、いつもの貧乏ゆすりのクセが出ていたのである。
「やめられん。これは足の運動をしてるんやけん」
「また、そんなことを言ってから。貧乏ゆすり、みっともないんやけんね」
「なんが貧乏ゆすりか。オレは金持ちやけん、これは金持ちゆすりや」
妻いわく。
「じゃあ、今日はあんたが払ってね」
ファミレスに妻と昼飯を食べに行った。
注文をすませたあと、妻がひどく顔をしかめ、オレの足元に視線を送って言う。
「ねえ、それやめてくれん?」
無意識のうちに、いつもの貧乏ゆすりのクセが出ていたのである。
「やめられん。これは足の運動をしてるんやけん」
「また、そんなことを言ってから。貧乏ゆすり、みっともないんやけんね」
「なんが貧乏ゆすりか。オレは金持ちやけん、これは金持ちゆすりや」
妻いわく。
「じゃあ、今日はあんたが払ってね」