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愛妻語録  作者: keikato
524/717

524 ひまつぶし

 夕食後のこと。

 退屈だったので、テレビを横目に折り紙をしてひまつぶしをした。

 紙は新聞の折り込みチラシである。

 子供のころに覚えたツルを思い出しながら折ってゆく。

「真剣になって、さっきからなにしてるん?」

 妻がオレの手元をのぞきこんできた。

「折り紙や」

「それで、なにができるん?」

「ツル、それもでっかいツルや。できたら見せてやるから、楽しみにしておけ」


 妻いわく。

「しょうもないことをするときほど、あんたって生き生きするんやなあ」

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― 新着の感想 ―
[一言] おじいさんになっても、どうでもいいことに夢中になる少年のまま。とても素敵なことですよ。 ちなみに、鶴の折り方は忘れてしまったな。 ていうか、もともと折り紙は不得手でしたので。 将来、孫にせ…
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