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502 よそ見してた
遠い昔、二人が出会ったときの話になった。
妻が勤めていた職場の窓口に、オレが用あって行ったときのことである。
妻が意地悪く言う。
「あのときあんたが来てなかったら、出会わんですんだのに」
「出会いというもんはそんなものなんよ」
「でもねえ」
「文句を言っても遅いというもんや。二人はああして出会ったんやからな」
「出会ったというより、知らんうちにぶつかってしもうたんよ」
「ぶつかった?」
妻いわく。
「うち、あのときよそ見してたんよね」
遠い昔、二人が出会ったときの話になった。
妻が勤めていた職場の窓口に、オレが用あって行ったときのことである。
妻が意地悪く言う。
「あのときあんたが来てなかったら、出会わんですんだのに」
「出会いというもんはそんなものなんよ」
「でもねえ」
「文句を言っても遅いというもんや。二人はああして出会ったんやからな」
「出会ったというより、知らんうちにぶつかってしもうたんよ」
「ぶつかった?」
妻いわく。
「うち、あのときよそ見してたんよね」
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