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愛妻語録  作者: keikato
502/720

502 よそ見してた

 遠い昔、二人が出会ったときの話になった。

 妻が勤めていた職場の窓口に、オレが用あって行ったときのことである。

 妻が意地悪く言う。

「あのときあんたが来てなかったら、出会わんですんだのに」

「出会いというもんはそんなものなんよ」

「でもねえ」

「文句を言っても遅いというもんや。二人はああして出会ったんやからな」

「出会ったというより、知らんうちにぶつかってしもうたんよ」

「ぶつかった?」


 妻いわく。

「うち、あのときよそ見してたんよね」

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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読しました。 よそ見してたとはいえ、赤い糸はしっかりとむすばれていたのですね。その糸をたぐりよせて出会い、生涯連れ添うパートナーになったということは、縁以外ありませんね。そのときすでに、…
[一言] 奥様ナイス!(笑) よそ見してた、機会があったら使いたいです!
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