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愛妻語録  作者: keikato
489/719

489 渾身の一作

2018.6作作

 書いたばかりの作品をプリントアウトする。

 短編だが渾身の一作である。

 せっかくだ。

 妻にも読ませることにした。

「これ、できたばかりなんやけど読んでみらんか?」

「いま読むの?」

 しょうがないといった顔で、妻が受け取る。

 それから三分。

 妻は原稿から目を離さず、ひたいにシワを寄せていた。

 物語に引き込まれているのだろう。

「今日はないこと、真剣に読んでくれるやないか」


 妻いわく。

「字がよく見えんのよ。老眼鏡をかけてまで読む気もせんしね」


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― 新着の感想 ―
[一言] 奥さーん! 老眼鏡かけてー!(笑) けど老眼鏡なしでも読もうとするところに愛を感じます。
[良い点] これはありますよね。 でも、そこは老眼鏡をかけてほしい!
[良い点] 奥様、絶妙なセリフです(笑)
感想一覧
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