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愛妻語録  作者: keikato
482/719

482 美影写真撮影会

 玄関で音がした。

 ポストに入っていたと、妻が黒っぽいチラシを持ってくる。

 葬祭場のチラシだった。

 終活セミナー開催の案内で、ほかに美影写真撮影会もあるという。

――美影?

 化粧した遺影写真を撮るのだろう。

 プロのメイク付きで、通常価格四千円が特別に五百円だという。

「美影写真撮影会があるって。一枚、きれいなのを遺すのもいいかもしれんな」

「やめときよ、むだやけん」

「なんで?」


 妻いわく。

「あんた、死ぬ前にオバケになってどうするん?」

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