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426 昔の匂い
本日。
次女が孫を連れてやってきた。
オレが自分の部屋にいると、孫が戸を開けて顔をのぞかせた。
そしていきなり言う。
「ジイジの部屋、くさーい」
「どんな匂いがする?」
「昔の匂い」
孫はまだ四歳である。
昔の匂いという意味がわかっているのだろうか?
「ママー。ジイジの部屋、昔の匂いがしたよ」
孫がバタバタとかけていく。
台所から次女の声がした。
「ねえ、お母さん。昔の匂いって、どんな匂いなんやろ?」
妻いわく。
「加齢臭に決まってるやないね」
本日。
次女が孫を連れてやってきた。
オレが自分の部屋にいると、孫が戸を開けて顔をのぞかせた。
そしていきなり言う。
「ジイジの部屋、くさーい」
「どんな匂いがする?」
「昔の匂い」
孫はまだ四歳である。
昔の匂いという意味がわかっているのだろうか?
「ママー。ジイジの部屋、昔の匂いがしたよ」
孫がバタバタとかけていく。
台所から次女の声がした。
「ねえ、お母さん。昔の匂いって、どんな匂いなんやろ?」
妻いわく。
「加齢臭に決まってるやないね」
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