表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
42/719

42 続・心と心

 年の暮れ。

「窓ガラスが言ってるのよね。一年間の汚れを落としてくれって」

 居間の窓ふきをやれと、先日の洗車のことを持ち出して妻が言う。

「なら、オマエがやったら?」

「それがね、どうしてもあんたに、背中を流してもらいたいってよ」

「イヤや。オレ、窓とは心が通じ合ってないけん」

「きれいにしてあげたら通じ合うかもよ」

「心が通じ合うにはな、長い時間がかかるんや」


 妻いわく。

「じゃあ通じ合うまで、雑巾を持ってベランダで語り合ったら?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ