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愛妻語録  作者: keikato
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360 知らんのね

 夕方。

 妻にメモ紙を渡され、スーパーまで買い物に行かされた。

 メモを確かめながら、買い漏らさないよう注意をして買う。

 帰宅後、台所から妻の声がした。

「あんた、卵がないんやけど?」

「メモにあったか?」

 妻がメモを見て言う。

「書き忘れたみたい。悪いけど、もう一回行ってくれん?」

「またか? 車でも大変なんやけんな」


 妻いわく。

「あんた、知らんのね? ハヤブサは五年もかかってリュウグウまで行ってきて、それからまた遠くまで仕事に行ったんよ」


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― 新着の感想 ―
[一言] スーパーが遥か宇宙の彼方に感じられるお使いですね。 ご主人の尽力の甲斐あって、美味しい卵料理が出来ていれば良いのですが(^ ^) 人間よりも働き者の文明の利器を見ると、ときどき切ない気持ちに…
[良い点] 拝読しました。 なるほど、これは重要案件ですよ。卵がなければ、料理はできないと言っても過言ではないくらいの重大事件です。 奥さまの言うことも一理あり。なーんて笑っちゃいました。(^∇^)…
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