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360 知らんのね
夕方。
妻にメモ紙を渡され、スーパーまで買い物に行かされた。
メモを確かめながら、買い漏らさないよう注意をして買う。
帰宅後、台所から妻の声がした。
「あんた、卵がないんやけど?」
「メモにあったか?」
妻がメモを見て言う。
「書き忘れたみたい。悪いけど、もう一回行ってくれん?」
「またか? 車でも大変なんやけんな」
妻いわく。
「あんた、知らんのね? ハヤブサは五年もかかってリュウグウまで行ってきて、それからまた遠くまで仕事に行ったんよ」
夕方。
妻にメモ紙を渡され、スーパーまで買い物に行かされた。
メモを確かめながら、買い漏らさないよう注意をして買う。
帰宅後、台所から妻の声がした。
「あんた、卵がないんやけど?」
「メモにあったか?」
妻がメモを見て言う。
「書き忘れたみたい。悪いけど、もう一回行ってくれん?」
「またか? 車でも大変なんやけんな」
妻いわく。
「あんた、知らんのね? ハヤブサは五年もかかってリュウグウまで行ってきて、それからまた遠くまで仕事に行ったんよ」
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