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愛妻語録  作者: keikato
359/719

359 変なもん

2016.12 作

 妻が一心に手鏡をのぞきこんでいる。

 シミやシワが気になるのだろう。

 ちょうどいい。

 風邪をひいて、しばらく伸びっぱなしだった鼻ヒゲを切りそろえることにした。

「ちょっと、それを貸してくれんか? ヒゲを切りたいんや」

「イヤよ! 変なもんがうつるやない」

 妻が手鏡を遠ざける。

「あとできれいに拭いて返すから。そうすりゃ、うつることもないやろ」

「ダメ! うつるけん」

「うつらん」

「うつるって」

「うつらんって」


 妻いわく。

「うつるって、その顔が」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 笑ってしまった点。 [気になる点] 笑い過ぎた点。 [一言] うちの女房にも読ませたら笑いが移った。
[一言] 拝読しました。 アハハハ。そうですね。笑いました。 大事な手鏡に変なものが映る。 その顔がずうっと映ったままだったら、こわいですからね。 お宮に、鏡がありますよね。 むかし、祖父に悪いこ…
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