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319 まだまだよ
2016.12 作
我が家から車で十分ほど。
そこにはスーパー銭湯が併設された商業施設があるのだが、妻はショッピングに、オレは風呂にと都合がいい。
今日も二人して出かけた。
風呂が終わって迎えに行くと、妻が大きな紙袋を手にさげていた。
「珍しく買ったんやな」
「たまにはね」
「どうせ安物やろ。オマエ、値札を見て品物を選ぶけん」
「最近、そうでもなくなったんよ」
「貧乏性を脱したんやな」
妻いわく。
「まだまだよ。あんたのは必ず値札を見てから買うけんね」
2016.12 作
我が家から車で十分ほど。
そこにはスーパー銭湯が併設された商業施設があるのだが、妻はショッピングに、オレは風呂にと都合がいい。
今日も二人して出かけた。
風呂が終わって迎えに行くと、妻が大きな紙袋を手にさげていた。
「珍しく買ったんやな」
「たまにはね」
「どうせ安物やろ。オマエ、値札を見て品物を選ぶけん」
「最近、そうでもなくなったんよ」
「貧乏性を脱したんやな」
妻いわく。
「まだまだよ。あんたのは必ず値札を見てから買うけんね」
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