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280 勘ちがいせんでな
タチの悪い風邪にかかってしまった。
喉は痛いわ、セキと鼻水は出るわ、さらに熱までも出てきた。
薬を呑んで自分の部屋で寝ていると、
「ねえ、なんか食べたいのある?」
妻が優しい言葉をかけてくれる。
それからゼリーやプリンなど、喉を通りやすいものを買ってきてくれた。
さらにはおカユをこしらえ、わざわざ部屋まで運んでくれた。
「オマエ、ほんと優しい奥さんやな」
妻いわく。
「勘ちがいせんでな。あんたがこっちに出てこんようにしてるだけやけん」
タチの悪い風邪にかかってしまった。
喉は痛いわ、セキと鼻水は出るわ、さらに熱までも出てきた。
薬を呑んで自分の部屋で寝ていると、
「ねえ、なんか食べたいのある?」
妻が優しい言葉をかけてくれる。
それからゼリーやプリンなど、喉を通りやすいものを買ってきてくれた。
さらにはおカユをこしらえ、わざわざ部屋まで運んでくれた。
「オマエ、ほんと優しい奥さんやな」
妻いわく。
「勘ちがいせんでな。あんたがこっちに出てこんようにしてるだけやけん」
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