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愛妻語録  作者: keikato
275/719

275 サンダルの縁

 早朝のこと。

 妻が玄関にオレを呼び出し、サンダルを指さして問うてきた。

「これ、あんたのとちがうんじゃない?」

「ほんとや! 夕べスーパー銭湯で、どっかのおいさんのをはいて帰ったんやな」

「ねえ、どうするん?」

「今晩、こっそり返しておくわ」

「なんでまちがえるの? 自分のぐらい、はいたときにわかるやろうに」

「これは運命なんや。サンダルの縁、神様のお導きだったのかもな」


 妻いわく。

「ならあんた、そん人がわかったら連れてってもらいよ」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。 これこれ。靴の履き間違いは施設ではよくあるんですね。なくならないように、洗濯バサミとか番号札とか用意されているところもあるんですけど、めんどくさいこともあってかあまり活用…
[一言] おはようございます。 朝から笑えるのは気持ちいいですね。 サンダル、どちらが先に間違えたのでしょうか? 間違えたおいさんも、奥さんに怒られているかもしれませんね。 どちらにせよ、縁のサンダル…
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