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愛妻語録  作者: keikato
25/719

25 名作というもの

 できあがった作品を印刷していると、それを見て妻が憎まれ口をたたく。

「そんなん、だれか読む人がおるの?」

「今はおらんけど、名作というもんはな、作者が死んでから世に出るもんなんよ。あの宮沢賢治だって、死んだあとに読まれるようになったんやからな」

「へー、そうなんや」

「なあオマエ、これをちょっと読んでみらんか?」

「いや、いい。あとで読ませてもらうわ」

「あとって、いつや?」


 妻いわく。

「あんたが死んで、それが名作になってからね」


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