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愛妻語録  作者: keikato
211/720

211 ゴンスケ

 次男のところの孫二人、五歳と二歳半の男の子をあずかった。

「お昼寝しようね」

 寝かせつけようと、妻が下の子を捕まえるように抱きかかえた。

「クソババアー」

 孫が抵抗して叫ぶ。

「おばあちゃん、クソババアーね」

 妻は唖然とした顔をしている。

「オマエ、悲しいやろ」

「あたりまえやないね」

「それで、オレはクソジジイなんよ」

 今度はオレが孫を抱きすくめる。

「ゴンスケー」

 孫が叫ぶ。

「なんや、ゴンスケって?」


 妻いわく。

「あんた、うれしいやろ」


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