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172 シャキッ!
寄る年波のせいか、以前のような集中力がなくなってきた。
やることなすこと、なにかとダラダラ時間ばかりがかかる。
「歳はとりたくないな。この頃、どうもシャキッとせんのやけど」
「そうやね。あんたの顔、ますますだらしなくなってきたもん」
妻が憎まれ口をたたく。
「シャキッとせんのは顔じゃない」
「なら、シャキッとした顔をして見せて」
「シャキッ!」
グッと顔を引き締めてみせる。
妻いわく。
「しまらんものは、どうやってもしまらんのやなあ」
寄る年波のせいか、以前のような集中力がなくなってきた。
やることなすこと、なにかとダラダラ時間ばかりがかかる。
「歳はとりたくないな。この頃、どうもシャキッとせんのやけど」
「そうやね。あんたの顔、ますますだらしなくなってきたもん」
妻が憎まれ口をたたく。
「シャキッとせんのは顔じゃない」
「なら、シャキッとした顔をして見せて」
「シャキッ!」
グッと顔を引き締めてみせる。
妻いわく。
「しまらんものは、どうやってもしまらんのやなあ」
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