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168 空気が読めない
早朝の冷え込みにコタツの温もりが恋しくなる。
そこで妻に言ってみた。
「なあ、そろそろコタツを出さんか?」
「うち、そんなに寒くないけど」
「オレは寒さに弱いんや」
「すぐに暑い寒いって、あんたって、ほんとにこらえ性がないんやけん」
「オマエとちがって、オレはデリケートで繊細なんでな。こうやって家の中におっても、外の空気を肌に感じ、心に冬の訪れを感じるんやから」
妻いわく。
「そんなこと、よく言えるわね。家の中の空気も読めん人が」
早朝の冷え込みにコタツの温もりが恋しくなる。
そこで妻に言ってみた。
「なあ、そろそろコタツを出さんか?」
「うち、そんなに寒くないけど」
「オレは寒さに弱いんや」
「すぐに暑い寒いって、あんたって、ほんとにこらえ性がないんやけん」
「オマエとちがって、オレはデリケートで繊細なんでな。こうやって家の中におっても、外の空気を肌に感じ、心に冬の訪れを感じるんやから」
妻いわく。
「そんなこと、よく言えるわね。家の中の空気も読めん人が」
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