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愛妻語録  作者: keikato
148/719

148 迎え火

 妻の実家のある在所は、両親が亡くなってからは空き家となっている。

 ただ、そこにはご先祖の仏様がある。

 それで今でも、盆が来るたびにそれなりの供養を行っている。

 妻と二人して、玄関先で迎え火と送り火を焚くのである。

 今年の盆。

 送り火を焚きながら妻にお願いをした。

「オレが死んだあと、これと同じように迎え火と送り火を焚いてくれよな」

「あたりまえやないね」

「ありがとうな」


 妻いわく。

「だけどお願いやけん、こっちにはもどってこんでな」



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