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123 春を告げる
陽気が春となった本日、ドライブで遠出をすることになった。
妻の首には淡い紫色のネッカチーフ。
これも春らしい。
「そのネッカチーフ、スミレの花みたいやな」
「ちょっとしゃれてみたんよ」
「オマエの顔、スミレの間に頭を出したツクシンボウみたいや」
「なんね、うちはツクシなの?」
「ツクシは春を告げるもんやけん、春らしくていいやないか」
「そうやね」
「春を告げるもんやったら、オレは何やろうな?」
妻いわく。
「穴から顔を出したモグラやね」
陽気が春となった本日、ドライブで遠出をすることになった。
妻の首には淡い紫色のネッカチーフ。
これも春らしい。
「そのネッカチーフ、スミレの花みたいやな」
「ちょっとしゃれてみたんよ」
「オマエの顔、スミレの間に頭を出したツクシンボウみたいや」
「なんね、うちはツクシなの?」
「ツクシは春を告げるもんやけん、春らしくていいやないか」
「そうやね」
「春を告げるもんやったら、オレは何やろうな?」
妻いわく。
「穴から顔を出したモグラやね」
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