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12 お気に入りのカバン
オレのお気に入り、パソコン入れのカバンはずいぶん古くなっているのだが、それを見かねてか妻がしきりに言ってくる。
「ねえ、いいかげん新しいのに買い替えたら?」
「これで十分やろ。使いなれてるし、どこも破れてないんやけん」
三年ほど使い続けてきたので、オレにとっては大いに愛着があるのだ。
「ものすごく汚いじゃない」
「それほどでもないと思うけどな」
オレは抵抗を試みた。
妻いわく。
「カバンをわざわざ、自分の顔に合わせんでいいやないね」
オレのお気に入り、パソコン入れのカバンはずいぶん古くなっているのだが、それを見かねてか妻がしきりに言ってくる。
「ねえ、いいかげん新しいのに買い替えたら?」
「これで十分やろ。使いなれてるし、どこも破れてないんやけん」
三年ほど使い続けてきたので、オレにとっては大いに愛着があるのだ。
「ものすごく汚いじゃない」
「それほどでもないと思うけどな」
オレは抵抗を試みた。
妻いわく。
「カバンをわざわざ、自分の顔に合わせんでいいやないね」
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