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ん……。ん……? なんか今なった? 時間でも止まった?
ま、いいや。なんか頭痛いけど。
で、えーっと、ライセンスゲットだっけ。なんだろう、このライセンス。何に使うんだ? あとであいつに聞いておこう。
さてっと。やるか! このゲーム! グラフィックはかなりいいけどクソゲー……ってことはないだろ!
とりあえず動き方は分かったが、どうやってステージに……? チームとかどう組むんだ?
『そっからどうすればいい?』
メールを打って、そこらへんで動き回りながら待機。
『んにゃ、ちょい街』
おいおい、誤爆してるぜ。
言われたとおり、ちょい待つ。なにも起こらんが?
〈ポン>ん? なんじゃこりゃ。
『神夜の騎士団より招待状が届いています。』
神夜の騎士団? 厨二病臭いネーミングだな、こりゃ。とりあえずメールっと。
『なあ、この深夜』くそ、変換でないんかい!
まず、かみ……「紙」違う、「髪」じゃなくて、「神」あったあった。面倒くさいな、まったく。
あとは「夜の騎士団」っと。
『なあ、この神夜の騎士団ってやつ?』
やっとできた 文面を送信。
『そうそう。その中入って』
相変わらず返信が速いやつだ。携帯のまえでいつでも待機してるのか?
言われたとおり、招待状を見て、その騎士団とやらに入る。
へぇ……。結構人少ないな。いるのは三人。俺を含めて四人。
『お、新入りか』
なかの団長という名前の人がチャットを打ってきた。
『よろしくおねがいします』
チャットの打ち方なら、すでに解析済みさ!
『よろしくー』
『じゃあ、とりあえず一戦やる?』団長ではない、「マモル」という人だった。
『おう』夜桜坂。
『あ、ライセンスもってる?』団長だ。
『持ってます』と、すぐさま打つ俺。
『よし、じゃあGO!』