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Gランク冒険者爆誕

第三十九章 Gランク冒険者爆誕


ハローワークで冒険者ギルドを紹介された松井塾長は、そのまま冒険者ギルドに向かうことになった。


冒険者ギルド:そこは、腕に自信のある猛者達が魔王討伐や盗賊団の討伐といった依頼をこなすことで金と名声を得るための場所である。もちろん、中には、街を平和にしたいなど様々な人々の思惑で冒険者を目指すのではあるが・・・


冒険者ギルドに入る松井塾長達


冒険者A「噂には聞いていたが、松井だ!すげー風格だな。あれが、魔王軍討伐をした男だぜ。」


冒険者B「あんな最強のメンバーが来られたら、上位の仕事は全部アイツラに持ってかれちまうで・・・」


冒険者C「いきなり、Aランクだろうか?ひょっとして、Sランクからスタートするのか?」


松井塾長「おい、ジールなんかこっちをみんな見てるけど、なんだこれ?」


ジール「そりゃー有名人ですから。みんな見ますよ。」


松井塾長「え、俺、そんな有名人なの?」


ジール「当たり前だろうが!」


中年の冒険者トーマス「あのーー松井さんですよね。」


松井塾長「あ、はい。そうです。あなたはどちら様ですか?」


中年の冒険者トーマス「トーマスといいます。」


松井塾長「よろしくおねがいします。ところで、トーマスさんはもうこの仕事長いんですか?」


中年の冒険者トーマス「えーかれこれ十年になります。」


松井塾長「十年!ベテランじゃないですか。失礼しました。」


トーマス「といっても、しょうもない仕事ばっかり引き受けているんで、まぁ、うだつの上がらない、冒険者ということになります。」


松井塾長「何をおっしゃいます。ところで、冒険者ギルドの仕組みが全くわからないんで、少し案内をお願いしてもよろしいですか?」


トーマス「はー私で良ければ構いませんが、何をすればいいんでしょうか?」


松井塾長「まず、どうやって仕事を貰えばいい?」


トーマス「それでは、あちらの受付でまずは冒険者登録をすることになります。連れていきましょうか?」


松井塾長「お願いします。」


冒険者ギルドの受付嬢「あ、おはようございます。トーマスさん。今日は、どういったご用件で」


トーマス「何でも、松井さんたちが、冒険者ギルドの登録を行いたいということになっております。」


松井塾長「よろしくおねがいします。」


冒険者ギルドの受付嬢「って、松井さんじゃないですか?」


松井塾長「え、俺のこと知ってるの?」


冒険者ギルドの受付嬢「当たり前じゃないですか!この国であなたのことを知らない人はいないですよ!」


松井塾長「めっちゃ有名人じゃん。笑」


冒険者ギルドの受付嬢「で、冒険者登録についてですね?」


松井塾長「できれば、システムとかも説明してもらえるとありがたいです。」


冒険者ギルドの受付嬢「わかりました。では、説明させていただきます。この冒険者ギルドでは、基本的に、国民・国家・役所など様々なところから依頼がやってきます。その依頼を、こなしていただいた結果報酬を受け取れるというシステムになっています。」


冒険者ギルドの受付嬢「また、冒険者にはそれぞれ、階級というのが設定されておりまして、上から順にSSS・SS・S・A・B・C・D・E・F・Gランクとなっております。」


冒険者ギルドの受付嬢「冒険者のレベルに応じた仕事をこなしていただくという設定になっておりますが、階級が違うからといって仕事が受けられないというわけではありません。」


松井塾長「なるほど。」


冒険者ギルドの受付嬢「では、それぞれの階級に応じたランクの説明書はこちらになります。」


SSS(SSに長年在籍しているもの。その中で特に功績のあるもの。)


SS(国家の勲章をいただけるほどの功績を複数成したもの。)


S(国家の勲章をいただけるほどの功績を達成したもの。)


A(累計3億2千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


B(累計1億6千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


C(累計8千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


D(累計4千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


E (累計2千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


F (累計千万ポイントの貢献ポイントを達成し、昇級審査をクリアーしたもの)


G 新米の冒険者及びFランクに満たない者


冒険者ギルドの受付嬢「ということになります。」


松井塾長「なるほど。」


冒険者ギルドの受付嬢「そして、このギルドで斡旋できるお仕事は多岐に渡ります。魔王の軍勢の討伐依頼、拠点防衛依頼、ドラゴンの討伐、そして、地下の下水道の掃除から、牛乳配達及び、牛乳配達の護衛、煙突の掃除、ネズミの駆除などがあります。」


松井塾長「めっちゃ仕事あるな。」


冒険者ギルドの受付嬢「はい。したがって、じゃんじゃん仕事していただければと思います。」


松井塾長「では、我々四人の登録をお願いします。」


冒険者ギルドの受付嬢「えーと松井さんの場合ですと数日登録に時間がかかるのですが・・・」


松井塾長「なんで?」


冒険者ギルドの受付嬢「えーと、新人登録として、過去の実績を考慮に入れた場合、等級決定審査に時間を要するんですが・・・」


松井塾長「めんどくせーな。なんかこう裏技ねぇーのかよ。」


冒険者ギルドの受付嬢「Gランクとしての登録完了でよろしければ・・・今すぐ発行できますが・・・」


松井塾長「それでいいや。」


冒険者ギルドの受付嬢「え?」


松井塾長「へぇ?」


冒険者ギルドの受付嬢「いやいや。松井さんの実績から考えるとですね・・・そのーGランクというのはちょっと・・・」


松井塾長「なんか問題あんの?」


冒険者ギルドの受付嬢「いえ、別に・・・」


松井塾長「じゃあそれで。」


冒険者ギルドの受付嬢「・・・じゃあそれで受け付けますが・・・。後、これは、新米の冒険者の皆さんにお伝えしていることになりますが・・・まぁ、松井さんには必要ないかと思いますが・・・決まりですのでお伝えさせてもらいます。」


松井塾長「はいどうぞ。」


冒険者ギルドの受付嬢「冒険者というのは常に危険がつきものです。新米の冒険者様は師匠を登録して、その師匠のもとで一定期間修行をすることで生存確率を高めることができます。経験のある冒険者を師匠登録して一緒にお仕事されることをオススメします。」


松井塾長「なるほど!トーマスさん。あなた弟子はいるのか?」


トーマス「へぇ?」


松井塾長「・・・なんか変なこと言った?弟子はいるのか?」


トーマス「いないよ。笑。」


松井塾長「冒険者としての階級は?」


トーマス「・・・先月、Fランクに上がったばかりですはい。笑」


松井塾長「じゃあ、ベテランだな。師匠登録をトーマスさんでいいかなみんな。」


デニスくん「問題ないっすね。」ジール「妥当でしょう。」バットくん「わかんないですからね。」


トーマス・冒険者ギルドの受付嬢「本当にいいんですか?」


松井塾長「だって、俺ら初心者だし、わからねぇーことしかねーじゃん。」


冒険者A「おいおい嘘だろ。Gランクからやるのか?」


冒険者B「トーマスを師匠だと?一体アイツラ何を考えているんだ?」


冒険者C「おいおい。Gランクから始めるってことは、下水のドブさらいだの・ネズミの駆除だの・牛乳の配達だの犬の散歩だのいわいる雑用からやるってことかよ。考えられねぇー。」


トーマス「あのーいいんですか?俺で、俺が教えられることというと、せいぜい。煙突の掃除だのドブさらいだの誰でもできるような仕事ばっかですよ。」


松井塾長「それを教えてほしいんですが?」


トーマス「・・・?」


松井塾長「俺ら、ここまで運だけで何とかなってきたメンバーなんですよ。ところが、基礎的なことがよくわからないままここまで冒険が来てしまった。」


トーマス「ほうほう。」


松井塾長「したがって、根本的なところが全くできていない。誰にでもできることを誰よりもちゃんとやる。その基礎が、俺も含めてメンバーの誰もできていない。だから、あなたにお願いしているんです。」


トーマス「そういう事でしたら、お引き受けします。」


というわけで、本日より勇者代行あらため、Gランクの冒険者としての仕事が始まる。


松井塾長「よっしゃーいくぜー仕事に。まずは、煙突掃除からだ!」

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