桜の樹の下で 〜思い出〜
この桜並木を
走っていけば
あなたのいる町に つくのかな?
桜の樹の下で
「来年も また こようね、」
と 言ってくれた
あの人は
桜の花の散る頃
私の知らない人と
この街を出て行った
私は
桜の季節になると
あなたを 思い出す
つらく
悲しい恋だったのに
何故か
楽しかった思い出しか
思い出せない
あなたによく似たうしろ姿
おもわず 声をかけそうになる
いるはずもない あなたを
探しています
あなたは今しあわせですか?
わたしは
今年も 桜を ひとり
眺めています
読んでいただきありがとうございます。
桜の樹の下シリーズで、書いていこうと思います。
また、お時間あったらお読みください。