『マスクの中でも、狂って候』・・『詩の群れ』から
『マスクの中でも、狂って候』・・『詩の群れ』から
㈠
すみません、マスクに対して、息がし辛いんだと、唱えたんだ。
それはそうだろう、マスクをしていれば、息がし辛いのは、当然であるよ。
そうだな、しかし、やはりマスクの中でも、変顔をする自分がいるよ。
そうか、俺もお前も、コロナのために、マスクを強制させられているからね。
㈡
つまり、しかし、コロナが収まっても、俺はマスクをするさ。
何故なんだい、え?
それは、変顔を定着させて、マスクを取っても、変顔で居たいからさ。
そうか、まさに、狂って候だな、だろうだ。
㈢
マスクの中でも、狂って候、しかし、笑えないよ、マスクに強制されているなんて。
だろ、みんな、人のせいにしてやる、だろうだ。