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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

異世界に行くとは言ったものの、心配性だからちょっと準備してからでいい?まあ100年くらい。

作者:dost-oyakata
 幸せな人生を送ることができた。

 優しい両親のもとに生まれ、弟妹おもいの兄、かわいい妹がいた。

 良き妻と巡り合い、子供と孫、そして曾孫にも恵まれた。

 心身ともに健康で、十分長生きできた。涙もろい性格は最期まで直らなかったが、嬉し涙が多かった幸福な人生だったと思う。

 そして、ちょうど100歳の誕生日を迎えた日に、家族に看取られながら最期を迎えることになった。

 気付けば全面が真っ白な小さい部屋で、真っ白な椅子にぽつんと座っていた。恰好は最期に着ていた寝間着のままだった。直感で自分が死んだことを悟った。

 しばらくすると、デパートの受付嬢みたいな恰好をした女性に、シアタールームみたいな部屋に通され、自身の人生を振り返ったスライドショーを観ることになった。

 その後、また別の場所に案内された。それは壁があるのかもわからない薄暗い空間だった。

「本田彦三郎さん、ようこそいらっしゃいました。まずはお疲れ様でした。」

 目の前には、青のワンピースを着た、きれいな緑色の髪の毛をしたひとりの女性がいた。その女性はミコトという死者を案内する女神だった。

 彼女から3つの選択肢が示された。

 第1案は、審判を経て、天国もしくは地獄に送られること。

 第2案は、日本で生まれ変わり、新たな人生を送ること。

 そして、第3案は、俗に言う「異世界転生」というものだった。

 異世界転生という言葉に、子供や孫からラノベやゲームをよく借りていた私は、年甲斐もなく興奮してしまった。だから、私は迷わず異世界への転生を希望した。

 すると、ミコトから転生前の準備を勧められた。期間は前世の寿命まで可能らしい。

 私は迷わず選んだ。100年と…。

 さて、とりあえず入念に準備しておくか。
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