朝のうた
何回目になるのか。
おなじ場所で、なんどもなんども、日暮れをみている。
その度に夜も明けているはずなのに、
まだ朝は光月町にはきていないようだ。
朝、それはお味噌汁の香りと、
小気味よいニュース番組。
朝、それは手に持たされた昨日の生ゴミと、
背中に背負った将来のゴミ。
朝、それは汗で張り付くふとんのシーツと、
乱れて右腕の下にある枕。
いつか何度もきていた朝に思いはせていると、
遠くで鳥のさえずりが聞こえた気がした。
何回目になるのか。
おなじ場所で、なんどもなんども、日暮れをみている。
その度に夜も明けているはずなのに、
まだ朝は光月町にはきていないようだ。
朝、それはお味噌汁の香りと、
小気味よいニュース番組。
朝、それは手に持たされた昨日の生ゴミと、
背中に背負った将来のゴミ。
朝、それは汗で張り付くふとんのシーツと、
乱れて右腕の下にある枕。
いつか何度もきていた朝に思いはせていると、
遠くで鳥のさえずりが聞こえた気がした。
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