明日奈とホワイトローズの別れ
レベンの自宅前
愛理と別れた愛理はレベンの自宅の前にやって来た、するとホワイトローズが待っていた。
「泣かずに愛理と別れる事が出来たようですねマスター、感心です」
「・・・、あんたは私を何歳だと思ってんのよ」
「三百歳の子供だと思っています」
「なっ!?、・・・」
明日奈はホワイトローズに子供だと言われて反論しようとしたが、確かに自分は三百歳になった今も子供っぽい面がある気がするので黙る、しかし抗議の証として尻尾はピーンと立てる。
「はぁ・・・、良し、それじゃ愛理を頼むわね?ホワイトローズ」
「Yes、任されました、マスター」
明日奈はホワイトローズに拳を向ける、するとホワイトローズも拳を合わせた。
「思えば長いわね、あなたとは、少しくらい離れても十分埋め合わせが出来るくらいに私とあなたは一緒にいた」
「そうですね、私とマスターはずっと一緒でした・・・」
明日奈とホワイトローズは思い出す、様々な戦いの記憶を、共に過ごした日々を、楽しかった思い出を。
「ふふふ、本当に楽しかったわ・・・、それじゃまた会いましょう、ホワイトローズ」
「Yes、また会いましょう、マスター」
明日奈はホワイトローズに手を振ると背を向け去って行った、ホワイトローズは明日奈が見えなくなるまでその大好きな背中を見守った後、屋敷の中に戻って行った。




