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金色の九尾lll  作者: ブレイブ
二章、島と島を巡る旅と三尾
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獅子座の精霊レオ

精霊界は平和です

森の中の家


愛理が初めての旅に出る日から遡る事一年前、愛理は獅子座のレオと契約をする為に召喚を行なっていた。


「我が名は獅子座のレオ、汝、我が試練の内容は知っているか?」


「知ってる、あなたが認める雄叫びを私が出せば良いんだよね?」


「そうだ」


「よし、なら聞いててね?スゥー」


レオとの契約方法は彼が認める雄叫びをあげること、改めて契約方法を確認した愛理はスゥーと息を吸い、雄叫びをあげる準備をする。


「ガォォォォ!」


充分に息を吸った愛理は全力で雄叫びをあげた、愛理の声は森の中に響く。


「ほぅほぅ、良い声だ、合格としよう」


愛理の雄叫びを聞いたレオは満足気に頷き愛理に近付くと頭を撫でる、大きな手で頭を撫でられる愛理はなんとも言えない安心感を感じた。


「えへへ、これからよろしくね?レオ」


「うむ、よろしく」


契約を結んだ愛理とレオは握手をする、そして共に雄叫びをあげたのだが・・・。


「うるさいわよ!」


この森の住民である明日奈にプリプリと怒られてしまった。


「あはは・・・ここじゃ駄目みたい、別の所でやろっか」


「そのようだ」




精霊界


「と、これが我と愛理の出会いだ」


レオはアクエリアスとアリエスの前に座り、愛理との出会いを話して聞かせていた。


「私だって愛理にこのマフラーを貰いましたよー」


アリエスは愛理に貰ったマフラーを二人に嬉しそうに見せる、それを見たアクエリアスが羨ましそうな表情を見せた。


「ふ、ふん、私なんて、温泉に連れて行ってくれたんだぞ、あれは嬉しかった」


アリエスが持つマフラーをチラリチラリと見つつ、アクエリアスは愛理が自分を温泉に連れて行ってくれたと自慢する。


「・・・!」


喋れないイフリートは、愛理から貰ったお菓子や酒を見せびらかす。


「我だけか贈り物を貰ってないのは・・・」


愛理から自分だけ贈り物を貰っていないレオは少しションボリとする、頭の上に生えた耳がペタンと垂れている。


「・・・」


そんなレオにイフリートが近付きバシン!バシン!と肩を叩くのだった。

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