表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金色の九尾lll  作者: ブレイブ
オマケと九尾
418/422

狐と天使と

レベンと愛理の家


「こんにちは」


「おばさん!いらっしゃい!」


ケーニが仕事に行き、一通りの家事も終えたラフォリアが愛理の家に遊びにやって来た、その声を聞いた蓮が出迎える。


「愛ちゃんはいるのですか?」


愛理が魔王として忙しく働いている事を知っているラフォリアは、蓮に愛理が家にいるのか聞いた。


「いるよー、今は大きい方の灯理お姉ちゃんに膝枕して貰ってる、ちょっと疲れてるみたい」


「あらあら、なら私が親友を癒してあげませんと」


ラフォリアは蓮と共にリビングに入る。


「よぉ〜、リアちゃん」


耳をペタンとさせ灯理に膝枕してもらいグデーとしている愛理は、右手を上げラフォリアに挨拶した。


「灯理?、代わってください」


「はいよー、コーヒー淹れるね」


「ありがとうございます」


灯理と入れ替わり今度はラフォリアが愛理を膝枕してあげる、そして髪を撫でて上げると愛理は気持ち良さそうに目を細めた。


「・・・、太った?」


「・・・、最近ちょっと食べすぎかも・・・、って何を言わせるんですか!」


「えー?だってさぁ、ねぇ?蓮」


「うーん?、私にはよくわかんない」


「なら、ほら膝枕してもらいな」


起き上がった愛理は蓮を手招きして呼ぶ、そして蓮はラフォリアに膝枕してもらう。


「あっ本当だ、太ももにお肉付いてる」


「こ、この、親子揃ってデリカシーがないと言うか、そっくりと言うか!、子供と言うか!」


「だってねぇ?蓮、私達」


「ママと私って親子だもんね〜、だからそっくりなのは」


「「当たり前だよねー」」


特に性格が似ている愛理と蓮は全く同じ揶揄った顔をしてラフォリアをおちょくる、それを見たラフォリアはプイッとそっぽを見た、親子はラフォリアの様子を見てニシシと笑い合う。


「まぁまぁ、拗ねないで、リアさん、お母さんは昔からこうでしょ、はいコーヒーとクッキー」


「ありがとうございます!」


愛理と蓮に揶揄われプリプリと怒るラフォリアはクッキーをモシャモシャと食べ始める、それを見て悪戯っぽく笑う愛理と蓮は太るぞーと言おうとしたが、灯理のやめておきなさいと言っている視線を見てやめた。


「ママも食べる?、おいしーよ?」


「んっ」


愛理の膝の上に座る蓮は愛理にクッキーを食べるか聞く、それを聞いた愛理は口を開け、蓮は母の口の中にクッキーを入れてあげた、愛理は娘に口の中に入れてもらったクッキーを幸せそうに食べる。


「愛ちゃん、このチョコチップのクッキーも美味しいですよ」


「んっ」


機嫌良さげに尻尾を揺らす愛理にラフォリアがチョコチップクッキーを差し出す、すると愛理は口を開けたので、ラフォリアは口の中に入れてあげ、愛理はまた幸せそうに食べる。


「何かを食べてる時のお母さんは本当に幸せそうだなぁ」


「だっておいしいもん」


「ふふっ、おいしいものを食べると幸せになるその気持ちよく分かります」


「そして太るんだね!」


「!!」


「れ、蓮、容赦ないね・・・」


「?」


この後、ラフォリアにクリティカルヒットを喰らわせた蓮は、立ち直ったラフォリアに尻尾を触られまくったとさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ