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金色の九尾lll  作者: ブレイブ
オマケと九尾
404/422

灯理の忘れ物

ネタが思い浮かんでしまったのでオマケ編描きます。

章タイトルはオマケと九尾です、愛理やその仲間達、魔王軍の幹部達の後日談となります。


レベンと愛理の家


夜、灯理が旅立ちラフォリア達が帰って行った後、愛理は彼女の部屋の掃除をしていた。


「・・・」


そんな愛理の目の前には忘れ物の数々、忘れ物の数々を目の前にして愛理はどうしようかと迷う。


「明日奈さんがくれた水晶があっただろう?、あれで様子を見て二人が眠ったら君がこっそり二人の部屋に忍び込んで、忘れ物を鞄に入れてやれば良いんじゃないか?」


「そうするしかないよね・・・、バレないと良いんだけれど・・・」


愛理は可愛い娘に忘れ物を届けてあげる為、水晶を持って来て、娘達の冒険の様子を見守る。



夜、宿


スースーと寝息が聞こえる静かな部屋に愛理が転移して来た、足を立てないように静かに歩き、灯理の鞄を手に取ると床に置き、左手に持っていた忘れ物入りの袋を開け、一つずつ入れて行く。


「んー?」


「!」


そこで灯理の声が聞こえた、愛理は驚き尻尾の毛を逆立てて娘の方を見る、すると灯理が身を起こしていた。


「あー、ママだぁ、えへへ」


寝惚けた灯理はフラフラとベッドから降りると愛理に近付いて来て抱き着く、心臓バクバクな愛理は優しく灯理の背中を撫でてあげると灯理はむにゃむにゃと再び深い眠りに落ちた。


「全く、この子ったら驚かせるんだから」


愛理は胸の中でスヤスヤと眠る灯理に笑いかけると抱き上げベッドに寝かせる、そして持って来た忘れ物達を全て鞄に入れると、眠る灯理に笑いかけてから、転移し帰って行った。



翌朝


「ねー、フィアちゃん」


「なんです?」


「昨日ママがこの部屋にいた気がするんだけど、気のせいだよね?」


「さぁ?、分かりません、私は寝ていましたから」


灯理の質問に分からないと答えたリーフィアは師である愛理のような剣士になる為と毎日行なっている素振りをする為、部屋から出て行く。


「フィアちゃんが知らないって言うのなら、ただの夢かな、・・・ママ離れ出来てないなぁ私」


ベッドから降りて立ち上がった灯理は鞄を開けて中を見る、そして気付く荷物が増えている事に。


「・・・、ありがとう」


鞄を机に置き誰かに感謝した少女は、リーフィアと共に鍛錬をする為、部屋を後にした。

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