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金色の九尾lll  作者: ブレイブ
第三部、金の聖杯編一章、灯理と九尾
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第三部金の聖杯編一章、灯理と九尾プロローグ

ワールドセイバー地球支部


目覚めてから二日後、サラ・・・沙羅達と約束し明日、食事会に向かう予定の愛理は灯理と共にワールドセイバー地球支部に来ていた。


「お母さん?、ここに何しに来たの?」


「復職と、お婆ちゃんに会いにだよ、折角私が起きたのに会いに来てくれないからね、今の世界の状況を確認する為にも会っておかないとね」


「分かった」


愛理の話を聞いて頷いた灯理は愛理の手をギュッと握って来る、灯理は愛理が病室で目覚めた後からずっとこの様子であり、常に愛理の側におり手を握っている、愛理は灯理のその様子が愛おしくて仕方がない為、好きにさせている。


「それにしてもこんな大きな施設があったのね、私の世界はヴァレンシーナにみんな壊されて更地になっちゃってるから、こんな大きな建物を見るのは初めてだわ」


「ふふふ、一年後の私の死を防げたらあなたの世界でもこんな大きな建物を見れるよ、その為にも一年後の運命を変えて、ヴァレンシーナも倒さなきゃね」


「うん!」


愛理の言葉を聞いて灯理はやる気満々と言った感じで頷く、愛理はその姿を見て微笑むと灯理と共に地球支部の中に入って行った。

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