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金色の九尾lll  作者: ブレイブ
一部最終章、黒の王の復活と九尾
145/422

一話

ソリビカ王都、王城


「日理お婆ちゃん!」


愛理がスピリットフォーム精霊王を手に入れてから三日後、日理がソリビカ王都の王城に現れた、愛理と明日奈はその知らせを受けて、王城にやって来た。


「久し振り、それじゃ早速、私が見つけ出した、黒の空賊団の本拠地の情報について話させて貰うね」


「頼む」


愛理と明日奈がこの場所に来る前に、日理の正体を聞き、愛理と明日奈の家族ならばと信用した王は、日理に情報を話すように促す。


「はい、黒の空賊団の本拠地は・・・」


日理はブラックウルフェンの本拠地の場所を話し始めた。



ゾルドラーグ帝国近隣空域


ブラックウルフェンの本拠地はゾルドラーグ帝国の西側の空域に存在するようだ、ブラックウルフェンの本拠地の場所を知ったソリビカ王国軍、ソリビカ同盟の騎空団とその他騎空団、ワールドセイバーの者達、エルフィン王国軍、そして愛理達は現在持てる総戦力を用いて、この世界の脅威の一つであるブラックウルフェンの殲滅戦に赴く。


「ゾルドラーグ帝国軍か・・・」


様々な勢力が一つとなった連合軍は、ゾルドラーグ帝国軍と相対した、空賊団と深い関わりがある、ゾルドラーグ帝国はあくまでも空賊団を庇い、こちら側と敵対するようだ。


「これより、ゾルドラーグ帝国を明確に敵国と認定、前方に存在する、ゾルドラーグ帝国軍を突破する!」


連合軍の総司令部となる、ソリビカ王国が有する、飛空艇ソリビカーナに登場する王は、ゾルドラーグ帝国軍に対しての攻撃を命じた、それを受けた連合軍の艦隊は一斉に砲撃を開始し、相対するゾルドラーグ帝国軍も砲撃を開始した。


「行くぜ!、愛理!」


「落とされるんじゃないよ!」


「ほぅれ、撃て撃て!」


連合軍の艦隊に参加している、グラブとレイリとシバが愛理を奮い立ててくれる、彼等の言葉に勇気付けられた愛理は、確かな勇気を秘めた瞳で敵を見据え、トリガーを引く。


数で勝る連合軍は難なくゾルドラーグ帝国の飛空艇を落として行く、この戦いで落ちた連合軍の飛空艇は五、連合軍の艦隊の総戦力は二百七五艦、二百七十五艦のうち五艦が落とされた計算となる、少ない被害で連合軍は難なくゾルドラーグ帝国軍の艦隊を突破し、ブラックウルフェンの本拠地が存在する空域へと侵攻した。




ブラックウルフェン本拠地


連合軍の艦隊がブラックウルフェンの本拠地が存在する空域に侵攻して来ると、敵の本拠地が光学迷彩を消してその姿を現した、敵の本拠地は巨大な戦艦のような形をした浮島で、無数の砲台を有している、そして次々とハッチから飛空艇が発艦して来ている。


「ここにもゾルドラーグ帝国軍が・・・」


「うむ・・・、あの島の中にも奴等の兵士がいるのだろう」


ブラックウルフェンの本拠地からは、先ほど見たゾルドラーグ帝国の飛空艇と同じ飛空艇も発艦して来ている、その為、あの巨大な浮島の中にも、ゾルドラーグ帝国の兵士がいると考えられる、敵も総戦力を準備して来ているようだ。


「全艦、ゾルドラーグ帝国軍の飛空艇と、黒の空賊団の飛空艇に攻撃を開始、奴等の艦隊を突破し、黒の空賊団の本拠地に上陸戦を仕掛ける!」


「「了解!」」


連合軍はブラックウルフェン軍及びゾルドラーグ帝国軍に艦隊戦を仕掛ける、こちらの目的は二つの軍の防衛陣を突破し、ブラックウルフェンの浮島に上陸戦を仕掛ける事だ。


愛理は艦隊の先陣を切って、敵飛空艇に攻撃を仕掛ける、するとモニターに明日奈とレベンとケーニの顔が映る。


「明日奈、私とケーニとレベンで変身して、敵の飛空艇を叩き落とすわ!、ハッチを開けて!」


「分かった、でも、怪我はしないで」


「分かっているさ、心配するな」


「・・・うん」


愛理はメサイヤを操縦している為、操縦席から離れ、仲間達のように飛空艇を叩き落とす事が出来ない、愛理はそのもどかしさを感じつつもハッチを開け、明日奈達は開いたハッチからメサイヤの上部に乗る。


「さぁ行くわよ!、ホワイトローズ!」


「行くぜ!、ブリューデ!」


「私に力を!、ケリュケイオン!」


三人はそれぞれの武器の名を呼ぶ、そして。


「プラチナモード!」


「ガンスリンガーモード!」


「ヘルメスモード!」


それぞれの変身名を叫び、変身した、ヘルメスモードに変身したレベンは黒い魔法衣を纏った姿となる、ケリュケイオンは巨大化し、レベンの魔法を大幅に強化する。


「プラチナブラスター!」


「ガンインパクト!」


「ヘルメスビット!」


三人はそれぞれ技を放つ、明日奈はブラスターで敵艦を薙ぎ払い、ケーニは強力な砲撃で前方向に進路を作る、レベンは球状の弾を無数に発射する魔法、ヘルメスビットで次々と敵艦を貫いて行く。


三人の攻撃により、三百艦程いた敵艦は一気に五十艦程減った、最初の仕事を終えた明日奈達はメサイヤの上部から降りて変身を維持したまま、メサイヤの内部に戻る。


「流石です!、久城特務官!、後は我々にお任せを!」


メサイヤに戻った明日奈達に代わり、次はワールドセイバーの者達が母艦から飛び出し、敵艦を落として行く、それに続き連合軍側の艦隊は落とされつつも前進し徐々に浮島へと近付いていく。

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