12/422
黒の空賊団
第438世界には黒き衣装を纏った空賊団が居る、空賊とは飛空艇を駆り町を襲い金品財宝を盗んで行く空の盗賊で、この世界にはいくつもの団が存在しており、軍は手を焼いている。
その中でも最強と言われるのが、軍が手塩にかけて捜索してもアジトの場所も団の正式な名前も分からない、通称黒の空賊団と言う者達だ。
彼等はその黒き衣装のように影のように町に忍び込み、金品財宝を奪い去って行く、そして彼等は邪魔する者に対して容赦が無く、もし彼等が活動して居る場に出会ってしまうと生きて帰れないと言われている。
「父上、二人ほど強い冒険者がいるようだが、他は弱い、軍も大した戦力を駐留させていないし行けるよ」
黒の空賊団のメンバーの一人がクーラの町に忍び込んでいた、どうやら父上と言う人物に連絡を取っているらしい。
「そうか、分かった、ならば狩るとしようか」
「了解、あぁそうだ父上、彼女を見つけたよ」
「ほぅ・・・」
彼女とは一体誰なのか?それは黒の空賊団のみが知る事だ、黒き衣装を纏った空賊団はクーラの町に向けて、飛空艇を発進させた。




